セクハラ事件・政界追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 03:16 UTC 版)
「イツハーク・モルデハイ」の記事における「セクハラ事件・政界追放」の解説
首相選からの撤退を迫られたモルデハイだが、選挙戦終盤でバラックを支持したことからバラックの勝利に大きく貢献、政敵であるネタニヤフを失脚させることには成功する。ネタニヤフ政権は、前述のメリドールやベニー・ベギン元科学相の離反・内部抗争で弱体化していたものの、ネタニヤフ個人の個性の強さからそれでも再選は固いとの見方が少なくなかったが、モルデハイの離反は致命的だった。リクードの末端支持者は中東系のユダヤ人・ミズラヒムが比較的多く、同窓が潜在的に持つ非差別意識を刺激した。モルデハイはその後、バラック政権下で副首相兼運輸相に就任するが、政治キャリアの終焉はあっけなく訪れる。翌・2000年に運輸省の女性職員に対する強制わいせつ事件が発覚。同事件によりモルデハイは大臣を辞任、その後、逮捕・起訴に至り、翌年には有罪判決が下り、議員の職を辞職。現在は政界を完全に引退している。
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