セガ・グレムリンとは? わかりやすく解説

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グレムリン・インダストリー

(セガ・グレムリン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 00:53 UTC 版)

グレムリン・インダストリー
設立 1973年 
解散 1983年 
本社

グレムリン・インダストリー(英:Gremlin Industries)は、1970年から1980年代初期にかけて存在したアメリカ合衆国アーケードゲーム製造会社[1]

経歴

1970年カリフォルニア州サンディエゴにおいて、ソナー(魚群探知機)などを製造する海洋測定機器メーカーとして設立された。1973年にその電子技術を活かしてエレメカにも参入し、野球をモチーフにした最初の作品であるウォールゲーム『Play Ball』の売れ行きは好調だった。

テレビゲーム黎明期に参入した会社の場合、ほとんどのデビュー作は『ポン』や『ブロックくずし』などパドルゲームとなる事が多いが、同社は『ブロッケード』と呼ばれる陣取りゲームだった。

その後は『ブロッケード』のアーケードゲーム基板システム基板として、多数のゲームを作り始めた。国内輸入されたものでは、駆逐艦潜水艦をテーマにした『ディプスチャージ』(1977年9月)がヒットし、これも日本で複数のメーカーから同じゲームが出た。詳細については『ディープスキャン』を参照。

1979年には、『スペースインベーダー』ブームの波に乗れなかったセガ・エンタープライゼスが技術力を身に付けるため、アメリカ支社によってグレムリン・インダストリーを買収。「セガ・グレムリン」と呼ばれるようになった[1][2]。この時の技術協力にはアーケードゲーム基板として、『ヘッドオン』用基板や、ラスタースキャンベクタースキャン兼用のG80基板などが挙げられる。

その後、技術部門はセガ・エレクトロニクスと改名したが、セガ本社が充分な技術力をつけたため、セガ・エレクトロニクスはアメリカの老舗ピンボールメーカーであるバリー社に譲渡された。しかし、1983年にはアタリショックの犠牲となり、1984年には完全に業務を停止した。同社が自社開発したアーケードゲームの中には、異なる名前で再発売されたものもある。

日本製ゲームからのライセンス

脚注


セガ・グレムリン (Sega/Gremlin)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 17:41 UTC 版)

ベクタースキャン」の記事における「セガ・グレムリン (Sega/Gremlin)」の解説

アーケードゲーム基板として、ラスタースキャンベクタースキャンどちらでもカラーで対応可能なG80基板採用している。なお晩年には技術部門がやはりエキシディ売却されている。 スペースフューリー (Space Fury) - 1981年 世界初カラー方式ベクタースキャンモニタを採用したゲーム日本語版は音声ローカライズされており、敵が日本語で喋る。 エリミネイター (Eliminator) - 1981年スタートレック (Star Trek) - 1982年 タックスキャン(Tac/Scan) - 1982年 Zektor - 1982年

※この「セガ・グレムリン (Sega/Gremlin)」の解説は、「ベクタースキャン」の解説の一部です。
「セガ・グレムリン (Sega/Gremlin)」を含む「ベクタースキャン」の記事については、「ベクタースキャン」の概要を参照ください。

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