静太郎糯【セイタロウモチ】(食用作物)
登録番号 | 第5245号 | |
登録年月日 | 1996年 11月 21日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 静太郎糯 よみ:セイタロウモチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 11月 22日 | |
品種登録者の名称 | 静岡県 | |
品種登録者の住所 | 静岡県静岡市追手町9番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山本寛人 木田揚一 塚本行雄 佐藤允通 森下光宏 末松信彦 山田達雄 杉山薫 飯塚征一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「旭糯」に「静系糯10号(後の「葵糯」)」を交配して育成された固定品種であり,育成地(静岡県掛川市)における成熟期は極晩性,草型は偏穂数型,稈長はやや長く,穂型が棍棒状で,やや多収の水稲,糯種である。 草型は偏穂数型,稈長はやや長,稈の細太はやや細,剛柔は中,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長はやや短,穂数はやや多,粒着密度及び穂軸の抽出度は中,穂型は棍棒状である。穎色は黄白,ふ先色は淡赤,芒の有無と多少は少である。玄米の形はやや円,大小及び精玄米千粒重はやや少,見かけの品質は上の中,光沢は良,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は極晩生,穂発芽性はやや易,耐倒伏性はやや強,収量はやや多である。穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は中である。 「葵糯」と比較して,草型が偏穂数型であること,稈長が長いこと,出穂期及び成熟期が晩いこと等で,「するがもち」と比較して,出穂期及び成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,静岡県農業試験場(掛川市)において,昭和56年に「旭糯」に「静系糯10号」(後の「葵糯」)を交配し,初期世代は集団養成,62年に雑種第6代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成3年「静系糯13号」の系統名を付し奨励品種決定試験を行い,その特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第13代である。 |
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