スンナとハディース集とは? わかりやすく解説

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スンナとハディース集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 21:58 UTC 版)

イスラム教」の記事における「スンナとハディース集」の解説

イスラーム教典としてすべてのムスリムその内容認める(認めることがムスリムとしての絶対条件とされる)のはクルアーンのみであるが、実際にクルアーンに次ぐ事実上聖典と言える書物存在するそもそも預言者ムハンマド在世中から、ムスリム達はムハンマド神の言葉として語ったクルアーン(として後に纏められる物)についで、ムハンマド自分自身言葉として語ったものや、ムハンマド行動スンナ慣習)として尊びクルアーンに次ぐ指針としてきた。預言者ムハンマド没後には、これらのスンナ識者達の伝承として伝えられていく。この伝承をハディースとよぶ。9世紀にはブハーリームスリムはじめとする学者達がこれらのハディース収集記録取り掛かりハディース真偽を問うハディース学も発展したとりわけブハーリームスリム記したハディース集は、後代スンナ派学者達によってすべてのハディース真正であるという合意コンセンサスイジュマー)が得られており、そのためこの二つ真正集は「両真正集(サヒーハーニ)」と呼ばれ前近代スンナ派においては事実上聖典として、クルアーンに次ぐ地位与えられた。シーア派でも、独自の基準厳選されムハンマドイマーム達のハディース集が同様の扱い受けた。 しかし近代に入ると、ヨーロッパ世界はじめとする非イスラーム世界学者達のハディース批判影響を受け、両真正集のハディースや、甚だしくハディースすべてを後代イスラーム共同体による捏造として否認するムスリム現れるようになった(クルアーン主義)。

※この「スンナとハディース集」の解説は、「イスラム教」の解説の一部です。
「スンナとハディース集」を含む「イスラム教」の記事については、「イスラム教」の概要を参照ください。

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