スラップハッピーとは? わかりやすく解説

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スラップ・ハッピー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 15:54 UTC 版)

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スラップ・ハッピー
Slapp Happy
UKロンドン公演 (2017年2月)
基本情報
出身地 ドイツ ハンブルク
ジャンル アヴァン・ポップポップ・ロックカンタベリー・ロッククラウトロックプログレッシブ・ロック
活動期間 1972年 - 1975年
1982年1998年2000年
2016年 - 2017年
レーベル ポリドール・レコード
ヴァージン・レコード
レコメンデッド・レコード
V2レコード
ブループリント・レコード
共同作業者 ファウストヘンリー・カウ
公式サイト Slapp Happy - Facebook
メンバー ダグマー・クラウゼ
アンソニー・ムーア
ピーター・ブレグヴァド

スラップ・ハッピー[1]Slapp Happy)は、ドイツ出身のアヴァンギャルドポップバンド

1970年代中期、ドイツ・イングランドアメリカ合衆国混成のクラウトロック・グループとして活動した。解散後も短期間の集合離散を繰り返している。

概要・来歴

ドイツ

アメリカ生まれで、その後、イギリスに移住したピーター・ブレグヴァドが、ロンドンでアンソニー・ムーアと出会い音楽活動を開始。2人はその後、西ドイツに移住し、インガ・ランフドイツ語版らがハンブルクで結成したバンドに中途参加しボーカルをつとめていたダグマー・クラウゼと出会い、1972年アヴァン・ポップバンドスラップ・ハッピーを結成した。

同年、クラウトロック・グループ、ファウストの協力を得てファースト・アルバム『ソート・オヴ』をポリドール・レコードより発表。しかし、このアルバムはセールス的に成功せず、同じくファウストをバックに録音されたセカンド・アルバムはレコード会社によって発売中止となった(このアルバムは『スラップハッピィ・オア・スラップハッピィ(アクナルバサック・ヌーン)』として1980年に発売された)。

イギリス

1974年、セッション・ミュージシャンの協力により、録音し直したセカンド・アルバム『カサブランカ・ムーン』をヴァージン・レコードより発表した。

1975年、イングランドのアヴァンギャルド・グループ、ヘンリー・カウが演奏だけではなくプロデュースにも参加したサード・アルバム『悲しみのヨーロッパ』を発表。さらに、同年発表のヘンリー・カウ名義のアルバム『傾向賛美』には、逆にスラップ・ハッピーが全員で参加するも、その後、ピーター・ブレグヴァドとアンソニー・ムーアの脱退によりバンドは自然消滅。ダグマーだけはしばらくヘンリー・カウと行動を共にした。

再結成

その後、3度にわたって短期間だけ活動し、1998年には23年ぶりの新作アルバムを発表、2000年には初の来日公演を行った。

2016年、16年ぶりに再集結し活動を再開し、親交のあるバンド、ファウストとジョイント・ライブを実施[2]。翌2017年には、17年ぶりの来日公演を開催した[3]

メンバー

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『ソート・オヴ』 - Sort Of (1972年)
  • 『カサブランカ・ムーン』 - Casablanca Moon (1974年) ※初出タイトルは『Slapp Happy』。
  • 『悲しみのヨーロッパ』 - Desperate Straights (1975年) ※ヘンリー・カウとの共作。スラップ・ハッピー/ヘンリー・カウ名義。
  • 『傾向賛美』 - In Praise of Learning (1975年) ※ヘンリー・カウとの共作。ヘンリー・カウ名義。旧邦題『イン・プレイズ・オヴ・ラーニング』。
  • 『スラップハッピィ・オア・スラップハッピィ(アクナルバサック・ヌーン)』 - Acnalbasac Noom (1980年)
  • 『サ・ヴァ』 - Ça Va (1998年)
  • 『キャメラ』 - Camera (2000年) ※原版はダグマー・クラウゼ、アンソニー・ムーア、ピーター・ブレグヴァド名義
  • 『Live in Japan - May, 2000』 - Live in Japan (2001年)

シングル

  • "Just a Conversation" / "Jumpin' Jonah" (1972年)
  • "Casablanca Moon" / "Slow Moon's Rose" (1974年)
  • "Johnny's Dead" / "Mr. Rainbow" (1975年) ※Slapp Happy featuring Anthony Moore名義
  • "Alcohol" (1981年) ※RēRからの『ソート・オヴ』再発時に付属した片面のみのボーナス・シングル
  • "Everybody's Slimmin' (Even Men and Women)" / "Blue-Eyed William" (1983年)

参考文献

脚注

  1. ^ スラップ・ハッピィ」の表記もある。
  2. ^ スラップ・ハッピーが再結成、ファウストと共に独フェス<Week-End Fest>に出演決定”. amass (2016年8月23日). 2017年2月7日閲覧。
  3. ^ 再結成したスラップ・ハッピーの来日公演が決定”. amass (2016年9月26日). 2017年2月7日閲覧。

外部リンク


スラップ・ハッピー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 16:31 UTC 版)

ピーター・ブレグヴァド」の記事における「スラップ・ハッピー」の解説

『ソート・オヴ』 - Sort Of (1972年Polydor) 『カサブランカ・ムーン』 - Casablanca Moon (1974年Virgin) ※初出タイトルは『Slapp Happy』。 『スラップハッピィ・オア・スラップハッピィ(アクナルバサック・ヌーン)』 - Acnalbasac Noom (1980年Recommended) 『サ・ヴァ』 - Ça Va (1998年V2) 『キャメラ』 - Camera (2000年Blueprint) ※原版ダグマー・クラウゼアンソニー・ムーアピーター・ブレグヴァド名義Live in Japan - May, 2000』 - Live in Japan (2001年、F.M.N. Sound Factory)

※この「スラップ・ハッピー」の解説は、「ピーター・ブレグヴァド」の解説の一部です。
「スラップ・ハッピー」を含む「ピーター・ブレグヴァド」の記事については、「ピーター・ブレグヴァド」の概要を参照ください。

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