スポーツ・ショー行進曲とは? わかりやすく解説

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スポーツショー行進曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 09:52 UTC 版)

映像外部リンク
ミュージックエイト公式YouTubeチャンネルより
《吹奏楽行進曲》スポーツショー行進曲(NHK) - YouTube

スポーツショー行進曲』(スポーツショーこうしんきょく)は、古関裕而作曲の行進曲

解説

NHKプロ野球』や選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会など、日本放送協会(NHK)の各放送波で放送されるスポーツ中継番組(プロ・アマチュアにかかわらず)のオープニングテーマ曲として使用されている。相撲・サッカー・日本のゴルフ[1]オリンピック北米4大プロスポーツリーグMLBNBANFLNHL)の中継は別の楽曲が使用される(例として、『大相撲中継』では寄せ太鼓の音、日本のゴルフ中継ではKAMEN&HOTEIのギターコンチェルト第3楽章)。2010年代頃から甲子園大会のテレビ中継ではオープニングが原則としてタイトル表示のみとなり、高校野球中継で本曲が使用される機会は減少している。一般では、学校の運動会の入退場曲など、行進曲として使われることもある。

演奏時間が約17秒(前奏なし)と約25秒(前奏付き)の演奏がある。通常、放送で使用されるのは2種類であるが、フルバージョンとして1分57秒(2023夏の高校野球で使用)のものも存在している。

1995年にNHKのロゴマークが「三つのたまご」に変更されたのに合わせて『スポーツショー行進曲』もリニューアルされることになり、当時『NHKプロ野球』のテーマ曲や『NHKスペシャル』の番組楽曲などを手掛けていた篠原敬介が編曲を行い、ステレオ音声で再録音され、2020年現在も同バージョンが使用されている。篠原のバージョンはテンポもそれまでのものに比べてやや速くなり、中盤のパートは『テレビスポーツ教室』のテーマ曲(1970年代後半から1980年代頃まで、『スポーツショー行進曲』の前奏なし版に引き続いて流れていた曲)をアレンジしたものが置かれた。また、篠原のバージョンはハ長調であるが、リニューアル以前は変ロ長調1977年頃までは変イ長調で演奏されており、再録音のたびにキーが上げられているのが、この曲の大きな特徴といえる。

コンピュータゲームでもファミリーコンピュータベースボール』は、ゲームセット時に流れるSEにこの曲の旋律が採り入れられている。

レコード

  • 『スポーツ・ショー行進曲』(作曲・編曲:古関裕而、演奏:コロムビア・ブラスバンド)日本コロムビアAK619(1949年4月発売・SPレコードモノラル音源
    • 後述のEPが発売された1975年以降、古関裕而関連におけるアルバムCDボックスなど、散発的ながら利用されることがある。
  • 『実用レコードシリーズ[行進]「スポーツショー行進曲」』(作曲:古関裕而、指揮:山本正人、演奏:東京吹奏楽団)コロムビアレコードGA-7(GA-7A)(1975年9月発売・EPレコード・ステレオ音源)
    • それ以降、同社から発売されるスポーツ関連におけるLPレコード、コンパクトカセットCDは、専らこのEPレコードを初出とする音源のこの曲が用いられている。

脚注

関連項目





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