スペースプレーン
高度2万mから宇宙機を発射
宇宙活動の拡大にともない、地上と宇宙の行き来はますます活発化しますが、輸送費用を大幅に削減するまったく新しい輸送システムとして「スペースプレーン」が考えられています。構想中のスペースプレーンは2段式で、1段目の大型の高速ジェット機に宇宙機を乗せて飛行機のように離陸します。高度2万mで宇宙機は離脱、ロケットエンジンで大気圏を脱出し、1段目は地上に帰還します。宇宙機には翼があり、軌道上での仕事を終えると、スペースシャトルのように大気圏を滑空し滑走路へ着陸します。両機ともに何度も使用することが可能で、従来のロケットにくらべ非常に経済的な輸送システムといえます。
輸送コストを大幅に削減
1段目の高速ジェット機は、長さ65m、翼の幅が30m、重量140tで、マッハ6の超音速機です。空気中の酸素を利用するジェットエンジンであるため、ロケットのように大量の酸化剤をかかえる必要はありません。そのため軽量でエンジンの圧力が低く、操縦性や安全性が高くなります。また上に乗る宇宙機は、長さ39m、翼の幅17m、重量130tで、8tの荷物を積むことが可能で、さまざまな資材の運搬ができます。
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