スペースウイングII (RD系)
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「日産ディーゼル・スペースアロー」の記事における「スペースウイングII (RD系)」の解説
スペースウイングII富士重工7S後期型KC-RD630UBN 西武観光バス 三軸車のスペースウイングDAは1990年に平成元年排ガス規制に適合する為にフルモデルチェンジを実施し、スペースウイングIIとなった。型式はU-RD620UBNである。エンジンはRF10型(420ps)が搭載され、国産のバスとしては初めて400psを超えるエンジンを搭載した。ボディは引き続き富士のHD-II型が架装されている。 同時に2軸車であるRA系にスーパーハイデッカーのモデルが設定され、商品名はスペースウイングI、3軸車はスペースウイングIIとなったが、これによりスーパーハイデッカーの需要は2軸車に移り、3軸車のRD系は少なくなっていく。 1992年に車体のモデルチェンジが行われ、前面に曲面ガラスを採用したR17型S(通称7S)となる。 1995年に排ガス規制に適合しKC-RD630UBN型となった。エンジンは出力強化されたRH10E型(450ps/当時国内最強)を搭載し、ボディは同じく富士重工の7Sを架装している。セミオートマチックトランスミッションのESCOTが採用された。さらに3軸車の需要が減り、KC-RD630UBN型の導入例はわずか4台となり、2000年には発売が中止され国産3軸スーパーハイデッカーの設定は全て無くなった。 なお、この三軸車をベースとして、2階建てバススペースドリームおよび、ヨンケーレ・モナコが製造されている。 富士重工HD-IIU-RD620UBN国際自動車 富士重工HD-IIU-RD620UBN水間鉄道 富士重工7SU-RD620UBN林田バス(現・いわさきバスネットワーク) 富士重工7SU-RD620UBNノースジャパン
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