スキャンダルと汚職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 17:34 UTC 版)
「サウスゲイト (カリフォルニア州)」の記事における「スキャンダルと汚職」の解説
2001年から2003年、当時市財務官のアルバート・ローブルズが市政委員3人と共謀して賄賂を受け取り、友人や親戚に市の発注を受けさせていた。市政委員3人は委員会の多数派であり、欲するように市の方向付けを行うことができた。例えば2002年、ローブルズは重罪容疑で逮捕されたが、市政委員会からは副シティマネジャーに指名され、その法廷費用を市に賄わせた。市政委員会は自分達の給与を20倍にし、市事務官のカーメン・アバロスが汚職と選挙違反についてカリフォルニア州州務省に訴え出たときにその給与を90%カットした。 2003年1月28日、有権者がローブルズとその政治的同盟者である前市長のゾチトル・ルバルカバ、前副市長のラウル・モリエールおよび前市政委員のマリア・ベナビデスと共にリコールした。 ローブルズは2005年7月に収賄罪で有罪となった。2006年11月に判決が出て、連邦刑務所での禁固10年間と、市へ639,000ドルの返済を命じられ、即刻収監された。 2006年3月、ローブルズの後任として市財務官に選出されていたルディ・ナバロが、市の公式サイトに掲載した経歴に虚偽の記述があったとして捕まえられた。ナバロはサンディエゴ州立大学で学位を取得したと記していたが、実際にはそのために必要な条件を満たしていなかった。 サウスゲイト市のスキャンダルについて最も完成度の高い記録はジャーナリストのサム・クイノンが著した「ANTONIO'S GUN AND DELFINO'S DREAM: True Tales of Mexican Migration (Univ. of New Mexico Press, 2007)」に詳しい。
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