ジョージ・ハリスンによるカバー
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「セット・オン・ユー」の記事における「ジョージ・ハリスンによるカバー」の解説
ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンによるアルバム『クラウド・ナイン』からのカバーがBillboard Hot 100において大規模なプロモーションの効果もあり、1988年1月に1位を達成した。ビルボード誌1988年年間ランキングでは第5位。イギリスでも4週連続2位を記録した。ジョージ・ハリスンとエレクトリック・ライト・オーケストラのメンバー、ジェフ・リンがプロデュースしたこの曲はハリスンにとって3曲目にして最後のアメリカにおけるソロでのナンバーワン・ヒットとなった(1970年の「マイ・スウィート・ロード」、1973年の「ギヴ・ミー・ラヴ」に続く3曲目)。曲はまた、現在に至るまで、ソロになったビートルズのメンバーがアメリカにおいて取った最後のナンバーワン・ヒットとなっている。United World Chartでは2位で、トップの座はジョージ・マイケルの「Faith」に取られてしまった。 B面曲「レイ・ヒズ・ヘッド」はハリスンの作曲で、元は1981年のアルバム『想いは果てなく〜母なるイングランド』に収録される予定だったが、ワーナーの意向で没となり、本シングルで日の目を見た。シングルの12インチ版には「セット・オン・ユー」の延長版が入っている。本シングルは日本のみでCD化されていた。(7”同様2曲入り) 前作は商業的に大失敗したことや、引退をほのめかす発言をしていたことから、本作のヒットにより、音楽史上最大のカムバックと称された。 原曲は、黒人歌手によるマイナーな曲ではあったが、ゲイリー・ライトがこの曲を知っていたことによって録音され、息子のダーニ・ハリスンが気に入ったことでシングルカットされるなど、偶然が重なって発売されたシングルだといえる。
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