ジャン・ラニョッティとは? わかりやすく解説

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ジャン・ラニョッティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 04:05 UTC 版)

ジャン・ラニョッティ
基本情報
国籍  フランス
WRCでの経歴
活動時期 1973 – 1987, 1990 – 1995
所属チーム ルノー
出走回数 41
チャンピオン回数 0
優勝回数 3
表彰台回数 9
ステージ勝利数 90
通算獲得ポイント 190
初戦 1973 ラリー・モンテカルロ
初勝利 1981 ラリー・モンテカルロ
最終勝利 1985 ツール・ド・コルス
最終戦 1995 ツール・ド・コルス
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ジャン・"ジャンノ"・ラニョッティJean "Jeannot" Ragnotti1945年8月29日 - )は、フランスカルパントラ出身のラリードライバー。

経歴

1973年にラリードライバーとしてデビューする。1981年ラリー・モンテカルロルノー・5で制した[1]。これはWRC史上初のターボエンジン搭載車による勝利であった。1982年にはツール・ド・コルスを制する。

ラニョッテイの駆るルノー・5

また、フランス・ツーリングカー選手権にも参戦しており、1988年にはシリーズチャンピオンを獲得している。1990年代も引き続いてルノーをドライブしたが、このときは前輪駆動のクリオ・マキシであった。

1995年に引退する。WRCにおける優勝回数は3回だが、性能に劣るマシンで速くパワーに勝るマシンに勝つドライビングは世界各国で高い人気を呼んだ。

フランス人であるが故にターマックスペシャリストのイメージを抱かれがちだが、グラベルラリーやウインターラリーでも好成績を残した。同じフランス人ラリードライバーのフィリップ・ブガルスキーは、ラニョッティを「生涯の師匠」と仰ぎ、慕った。

1995年のF1モナコGPペースカードライバーを務めていたが、スピンし止まっていたフットワーク・FA16に乗る井上隆智穂に追突し話題となった。引退後の1998年に公開されたフランス映画TAXi』では撮影ドライバーを務めた。

現在はルノーの名誉広報部長を務めており、ルノーや自動車専門雑誌などのイベントのゲストとしてたびたび来日している。

WRCでの優勝歴

 #  ラリー シーズン コ・ドライバー 使用車両
1 49ème Rallye Automobile de Monte-Carlo 1981 ジャン=マルク・アンドレ Renault 5 Turbo
2 26ème Tour de Corse - Rallye de France 1982 ジャン=マルク・アンドレ Renault 5 Turbo
3 29ème Tour de Corse - Rallye de France 1985 ピエール・ティモニエ Renault 5 Maxi Turbo

レース戦績

ル・マン24時間レース

チーム コ・ドライバー 使用車両 クラス 周回 総合順位 クラス順位
1975年 フィリップ・メテタール ミシェル・ラスト テクマ・PHM755 S
2.0
11 DNF DNF
1977年 イナルテラ ジャン・ロンドー イナルテラ・LM77 GTP 315 4位 1位
1978年 エクィップ ルノー エルフ スポール カルバーソン ギ・フレクラン
ジョゼ・ドレム
ジャン=ピエール・ジャブイーユ
ルノー・アルピーヌ・A442A S
+2.0
358 4位 4位
1979年 VSD キャノン ジャン・ロンドー ベルナール・ダルニッシュ ロンドー・M379 S
+2.0
292 5位 1位
1980年 ITT ジャン・ロンドー アンリ・ペスカロロ ロンドー・M379B S
+2.0
124 DNF DNF
1981年 オーティス ジャン・ロンドー ジャン=ルイ・ラフォッス ロンドー・M379 S
+2.0
58 DNF DNF
1982年 オーティス オートモービルズ ジャン・ロンドー アンリ・ペスカロロ
ジャン・ロンドー
ロンドー・M382-フォード コスワース C 146 DNF DNF

出典

関連項目

タイトル
先代
エリック・コマス
フランスツーリングカー選手権チャンピオン
1988年
次代
ジャン=ピエール・マルシャー



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