ジャン・ロンドーとは? わかりやすく解説

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ジャン・ロンドー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 15:32 UTC 版)

ロンドーM379C、1981年モデル

ジャン・ロンドーJean Rondeau1946年5月13日 - 1985年12月27日[注釈 1])は、フランスのインテリアデザイナー[1]、レーシングドライバー、カーデザイナーである。

略歴

1980年のル・マン24時間レースフォードコスワースDFVエンジンを搭載したロンドー・M379を3台持ち込み、自らもジャン=ピエール・ジョッソーと組んでドライバーとして参戦し優勝、「自らの名を冠した自動車でル・マン24時間レースを制した唯一の人物」となった[1]

1985年[1]12月27日ポルシェを運転していたロンドーは、ル・マンから9マイルほど離れたシャンパーニュ踏切で遮断機の間に閉じ込められ、列車との衝突事故で死亡したことが警察から発表された[1]。39歳没[2]。事故現場はロンドーがフォーミュラ・フォード用の車などを製造していたファクトリーからわずか1マイルほどの場所で、自身も開発に携わっていたMVS・ヴェンチュリの生産開始(1987年)を見届けることなくこの世を去った。

レース戦績

ル・マン24時間レース

チーム コ・ドライバー 使用車両 クラス 周回 総合順位 クラス順位
1972年 ブライアン・ロビンソン ブライアン・ロビンソン シェブロン・B21 S
2.0
76 DNF DNF
1974年 クリスチャン・ポワロ クリスチャン・ポワロ ポルシェ・908/02 S
3.0
252 19位 7位
1975年 オート マツダ クロード ブシュー クロード・ブシュー マツダ・RX-3 クーペ TS 78 DNF DNF
1976年 イナルテラ ジャン=ピエール・ジョッソー
クリスティン・ベッカーズ
イナルテラ・LM-フォード コスワース GTP 264 21位 3位
1977年 ジャン・ラニョッティ イナルテラ・LM77-フォード コスワース GTP 315 4位 1位
1978年 ジャン・ロンドー ジャッキー・ハラン
ベルナール・ダルニッシュ
ロンド―・M378-フォード コスワース GTP
3.0
294 9位 1位
1979年 マーリン プラージュ ロンドー ジャッキー・ハラン ロンド―・M379-フォード コスワース GTP
3.0
207 DNF DNF
1980年 ジャン・ロンドー ITT ルポワン ジャン=ピエール・ジョッソー S
3.0
338 1位 1位
1981年 オーチス ジャン・ロンドー ジャン=ピエール・ジョッソー S
3.0
58 DNF DNF
1982年 オーティス オートモービルズ ジャン・ロンドー ジャン・ラニョッティ
アンリ・ペスカロロ
ロンド―・M382-フォード コスワース C 146 DNF DNF
1983年 フォード フランス アラン・フェルテ
ミシェル・フェルテ
ロンドー・M482-フォード コスワース C 90 DNF DNF
1984年 ヘンズ T-バード スワップショップ ジョン・ポールJr. ポルシェ・956 C1 358 2位 2位
1985年 ウェルター レーシング ジャン=ダニエル・ローレ
ミシェル・ピニャール
WM・P83B C1 299 17位 13位

注釈

  1. ^ 『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』p.25は1945年生、1985年12月30日没としているが、:en:と:fr:が一致しているためそちらに従った。

出典

  1. ^ a b c d 『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』pp.5-28。
  2. ^ Train Kills French Racing Driver ロサンゼルス・タイムズアーカイヴ 1985年12月27日

参考文献

タイトル
先代
クラウス・ルートヴィッヒ
ビル・ウィッティントン
ドン・ウィッティントン
ル・マン24時間優勝者
1980 with:
ジャン=ピエール・ジョッソー
次代
ジャッキー・イクス
デレック・ベル



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