ジェローデルとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:14 UTC 版)
「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の記事における「ジェローデルとの関係」の解説
近衛連隊長の職を託したジェローデルが求婚者として現れ「最初から女性としてしか見ることが出来なかった」と彼に熱い想いを告げられるが、女性としての自己評価の低さゆえに「地位か財産目当てのプレイボーイくずれに違いない」と思い込んでいた勢いも手伝い、女性として扱う彼に「忘れてやるから頭を冷やせ」と吐き捨てて部屋を後にする。近衛時代、ジェローデルを部下として指揮を任せており、信頼はしていたものの異性としてはアンドレと同様に思いも寄らないことだった。レニエが他の求婚者を集めて縁談をやめるつもりがないため、舞踏会で女性を誘惑して踊り明かして台無しにして噂を広めることで縁談を潰そうと企む。しかし、ジェローデルに女性としての葛藤を看破され、やすらぎを与えたいと告げる彼に陥落しかけて意識がなかったのにアンドレに口づけされた時の感触を思い出し、ジェローデルの手から逃げ出してしまう。その矢先の、アンドレの無理心中未遂と父レニエに対する誤解が解けたことを経て、ジェローデルを呼び出し、たとえ話のように「アンドレを不幸にしないために誰とも結婚はしない」という回答に彼を愛しているのかと問われて「アンドレを愛しているかはわからないが、彼が不幸になるなら自身も不幸になる。」と真摯にその時点で理解しうる自身の心情を告白、身を引くという愛の形を示してジェローデルは去り、誰とも結婚しないことをアンドレに告げる。
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