ジェイアール大阪三越伊勢丹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:28 UTC 版)
「ジェイアール西日本伊勢丹」の記事における「ジェイアール大阪三越伊勢丹」の解説
大阪駅ビルへの出店においては、当初、三越が2005年に閉店した堺筋の北浜駅前の「大阪店」の代替として単独で出店する計画だった。しかし、三越と伊勢丹が経営統合したため、ジェイアール西日本伊勢丹出店に変更され、2011年にJR大阪駅の駅ビル・大阪ステーションシティのノースゲートビルディングに「JR大阪三越伊勢丹」として出店した。しかし、阪急百貨店うめだ本店を始めとする百貨店激戦区の梅田において売上不振に遭い、売上目標を大きく下回ったため、ジェイアール西日本伊勢丹は2012年4 - 12月決算に際し、94億円の債務超過に陥った。 親会社のJR西日本は、JR大阪三越伊勢丹の抜本的な再建策が必要とした。JR大阪三越伊勢丹の売場面積を縮小し、隣接する「ルクア」が新たに売場を運営し、テナントリーシングにより、収支を改善するなど複数の選択肢が検討されている。そして、JR京都伊勢丹と比較し不振の同店は5万平方メートルから半分程度に縮小する再建策を発表した。店名変更後JR西日本SC開発の新しい商業施設として運営する経営方針になった。2014年7月に10階と地下2階以外のフロアが閉店した。2015年4月、百貨店のJR大阪三越伊勢丹は閉店し、建物自体は「ルクア1100(イーレ)」としてファッションビルに転換された。リニューアルするのに伴い、ロゴをセレクト感を強調した小文字に変更し、8つの小型店「isetan」ショップはルクア1100内のテナントとして新たに入居する形となった。これにより「三越」の入った「JR大阪三越伊勢丹」の名称は消滅した。
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