シートとシートポスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:26 UTC 版)
BMXのシート(サドル)の用途は 手でつかむ 両膝で挟み車体をコントロールする 技の失敗時に臀部を保護する 休むときに腰掛ける 等である。長時間座り続けることはまずないので、快適性はあまり考えられていない硬めのものが多く、それよりも転倒時を想定した強度、耐摩耗性とシート裏のつかみ易い形状が重視されている。破れにくいように表面をケブラーで覆ったものや、クッションも皮張りも全くないプラスチックボディだけのシートなどもある。 シートの固定方法は伝統的なレールとやぐらを用いるものとピボタル方式のものが主流。ピボタル(pivotal)とはMacneil社が開発した固定方式で、構造のシンプルさと軽量さゆえ発売後急速に普及した。ピボタル方式のサドルは専用のシートポストと組み合わせる必要があり、レール式のものとは互換していない。サドル下とポスト上端にある波状面を噛み合わせ、サドル上面の穴から内部を貫通した1本のボルトによってポストに固定する。 シートポストの径はストリートでは25.4 mmで、アルミ製のものがほとんどである。フラットではシートをつかむことが多いので、シートポストを長くとっていることが多い。その他のフリースタイルでは技の最中に膝等がシートに当たることを嫌いシートを非常に低くするスタイルが多い。
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