シーシー政権において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 23:51 UTC 版)
「タハリール広場」の記事における「シーシー政権において」の解説
シーシーが政権につくと、広場の壁に残っていたグラフィティは消され、広場には治安部隊が配置された。また、抗議活動は禁じられた。2015年、2011年エジプト革命が発生した革命記念日である1月25日にはエジプトの各地でデモが発生した。この際にタハリール広場は封鎖された。 2019年にはシーシーの退陣を要求する看板を持って広場に入ったエジプト人の男性が警察によって逮捕された。また、同年にアメリカ人の男性が政治犯の釈放を求める看板を持って広場に入り、同様に逮捕された。2019年の9月、エジプトの各都市でシーシーの退陣を求めるデモが発生した。タハリール広場においても大規模な反政府抗議活動が発生した。参加者は警官隊と衝突し、4,000人以上が逮捕された。 2019年からシーシーによってタハリール広場の改築が始められた。1億5,000万エジプト・ポンドを費やして行われた改築は2020年に終わり、およそ3,500年前のオベリスクやカルナック神殿にあったスフィンクスが設置された。こうした歴史的な建造物を移築したことについて、国会議員であるアフマド・イドリースを始め、考古学者などから批判が起こった。
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