シンフォニック・レジェンド:任天堂の音楽
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「シンフォニックゲームミュージックコンサート」の記事における「シンフォニック・レジェンド:任天堂の音楽」の解説
シンフォニック・ファンタジースの評判を受け、『Symphonic Legends - music from Nintendo』(シンフォニック・レジェンド)のタイトルで次のシンフォニックゲームミュージックコンサート企画が発表された。2010年9月23日にケルンのフィルハーモニックホールで行われたそのコンサートは、ニコラス・ウィレンを指揮者として起用し、ジョネ・ヴァルトネンがアレンジメントの担当と、『Fanfare for the Common 8-bit Hero』(平凡な8ビットヒーロに捧げるファンファーレ)というオープニング曲の作曲を手がけた。他にもロジャー・ワナモ、そしてゲスト・アレーンジャーの浜口史郎、松尾早人、浜渦正志とトルステン・ラッシュが楽曲を提供した。任天堂の音楽が中心になったこのイベントは、スーパーマリオブラザーズ、スーパーマリオギャラクシー、スーパードンキーコング、メトロイド、F-ZERO、スターフォックス、ピクミンとゼルダの伝説などの楽曲が取り上げられた。シンフォニック・レジェンドのチケットは2010年3月19日に完売した。 演奏はWDR4にラジオで5.1chのサラウンドサウンドで生放送され、ドイツ国内にインターネットにてビデオストリーミングされた。 シンフォニック・レジェンドは、メトロイドの現代的なアレンジメントと、その交響曲を背景にゼルダの伝説を物語る35分間の交響詩などによって、ゲーム音楽コンサートの世界に様々な革新をもたらした。コンサートの後半部を占めるこの交響詩は、『Hyrulian Child』、『Dark Lord』、『Princess of Destiny』、『Battlefield』と『Hero of Time』の5パートから成る。 2011年6月1日にはロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団がストックホルムのコンサートホールでシンフォニック・レジェンドから着想を得た『LEGENDS』というコンサートを演奏することになった。6人のアレンジャーによって作られたシンフォニック・レジェンドと違って、『LEGENDS』はジョネ・ヴァルトネン、ロジャー・ワナモと浜渦正志の三人にアレンジされることになった。コンサートに出席することに加えて、三人ともファンと交流するイベントに参加することが決定された。
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