シンクライアントベンダとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 03:36 UTC 版)
「サン・マイクロシステムズ」の記事における「シンクライアントベンダとして」の解説
サンはシンクライアントに早くから取り組んでおり、1996年ごろにJavaStation(2004年~2006年にかけて販売されていたJava Workstationとは全く異なるので注意)を発売した。そして1999年ごろから現在[いつ?]までSun Rayシリーズを販売している。 特筆すべきこととして、ICカードを抜き差しするだけで自分のデスクトップ環境が即座に表示される「ホットデスク」をサポートしていることである。サンは2004年ごろから(日本法人も含めた)自社社内のほとんどの業務用端末がSun Rayになっているとのことであり、たとえば日本法人に勤務する人が国内のほかのオフィスや米国本社へ出張へ赴くときに席を予約しておき、出張先の席にあるSun Ray端末にICカードを差し込むだけでどこでも自分のデスクトップが表示されるのである。ある社員は(シリコンバレーから日本へのリモート接続であるにもかかわらず)あまりに快適に動作するので「本当に(自分のデスクトップ環境がおいてある)日本のサーバにつながっているのか?」と最初は混乱した旨を吐露している。 さらに現在[いつ?]ではSun Rayサーバ経由でリモート デスクトップないしターミナル サービスが使えるWindowsとも接続可能になった。2007年1月には無線LANを搭載したノートPCタイプの「2N」を発売した。消費電力が通常のノートPCの半分だという。徐々にではあるが、Sun Rayは国防総省でも採用されるほどセキュリティが高いため自治体や大学などの教育機関や官公庁を中心に納入実績が上がりつつある(民間では導入実績が少ない)。
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