シリア写本が存在するかもしれない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 01:57 UTC 版)
「バルナバによる福音書」の記事における「シリア写本が存在するかもしれない」の解説
1985年にトルコ東部のハッキャリ周辺でこの福音書の古いシリア語写本が発見されたと手短に報道された。しかし、その写本は実際には聖書正典を含むものだと証明された。 2012年2月には、アンカラ民族学博物館に52ページあるシリア語の聖書の写本が所蔵されていたことがトルコ文化観光省により確認された。トルコの新聞によるとその写本は2000年にキプロスで警察が密輸業者たちに対して行った作戦の間に発見されたもので、その後警察の倉庫に保管されていたという; そしてこの写本の内容はバルナバによる福音書と考えられるというのである。しかし、その後アンカラ写本の内容に関してもその年代や真正性の科学的調査に関しても確認されていない。2012年3月に中世シリア語文献の専門家アサド・サウマ博士が、民族学博物館に所蔵されていた写本は自分が以前に部分的に分析したものと同一だと考えられると報告した。調査した文献の一部は福音書のランダムな章句や引用から成ると彼は述べている; また、それらとバルナバによる福音書との一致を見出すことはできなかったとも彼は述べている。 (in Arabic)
※この「シリア写本が存在するかもしれない」の解説は、「バルナバによる福音書」の解説の一部です。
「シリア写本が存在するかもしれない」を含む「バルナバによる福音書」の記事については、「バルナバによる福音書」の概要を参照ください。
- シリア写本が存在するかもしれないのページへのリンク