シャミエ
シャミエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:09 UTC 版)
シャミエ(Chamier)は1950年生まれのアイルランド産馬で、アイルランドダービーの勝馬である。種牡馬としてもアイルランドのダービー馬を出した。後年には種牡馬として日本で供用された。 Chamier 血統 ハリーオン系 性 牡 Chamossaire1942 栗毛 イギリス Precipitation Hurry On 毛色 栃栗毛 Double Life 生年 1950 Snowberry Cameronian 生産地 アイルランド Myrobella 生産者 Therapia1944 鹿毛 イギリス Panorama Sir Cosmo 馬主 A. Breasley、F. L. Vickerman Happy Climax 調教師 V.オブライエン Silvonessa Royal Dancer 成績等 23戦8勝 F-No.22-a 2〜5歳時24戦8勝 主な勝鞍 アイルランドダービー、ワシントンDCインターナショナル4着 シャミエはアイルランドの2000ギニーで2着のあと、アイルランドダービーでも2位でゴールした。ところが、1位入線した同じハリーオン系のプレモニション(Premonition)が進路妨害で失格になったことで、シャミエが繰り上がり優勝になった。この年シャミエはほかにもガリニュールプレートに勝ち、秋にはアメリカに遠征してワシントンDCインターナショナルにも出場し、ヨーロッパ馬としては、優勝のワードン(Worden)に次ぐ4着になった。古馬になると、4・5歳の時にサンダウン競馬場のコロネーションステークス(3歳牝馬限定のG1とは同名の別の競走。)を連覇したほか、引退するまでに8勝をあげた。 引退してアイルランドで種牡馬になると、最初の世代から出たシャモール(Chamour)がアイルランドダービーを勝ち、翌年の産駒からもアイルランド2000ギニーの勝馬ライトイヤー(Light Year)が登場した。10シーズンの後、シャミエは日本に輸出されて種牡馬になった。しかし日本では特筆すべき産駒を出さないまま、1971年10月に死んだ。母の父としては、京都牝馬特別など中央競馬で9勝をあげ、フジノマッケンオー(1994年JRA賞最優秀ダートホース)の母となったドミナスローズを出している。
※この「シャミエ」の解説は、「ハリーオン系」の解説の一部です。
「シャミエ」を含む「ハリーオン系」の記事については、「ハリーオン系」の概要を参照ください。
- シャミエのページへのリンク