シェイクスピアとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 08:59 UTC 版)
「ミュセドーラス」の記事における「シェイクスピアとの関係」の解説
『ミュセドーラス』のQ3には、この劇がグローブ座のレパートリーだったと書かれてある。「バレンシア王子ミュセドーラスとアラゴン王女アマダインの愉快な喜劇。マウスの陽気な奇想付き。Shroue-/sundayの夜に(区切るのなら「土曜の夜に岸の」)ホワイトホールの国王陛下方の御前で、普段はグローブ座で演じているhis Highnes Seruantes(国王一座?)が演じるにあたり、新たな追加で拡張。非常に魅力的かつ奇抜な笑いがいっぱい。1610年Gunneの署名で、Holborne Conduitの近くに住むWilliam Iones(ウィリアム・ジョーンズ)がロンドンで印刷」。 それ以降のすべての版はこれと同じ説明がされた。テキストには、明らかに元々の作者のものではない6つの節が追加されていて、初期の研究者の中には、シェイクスピアは元々の劇を書いたのではなく、この追加部分を書いたのだと考える者もいたが、現代の研究家はこの説に同意していない。 エドワード・アーチャーは『The Old Law』の中の1656年の演劇リストで、『ミューセドラス』をシェイクスピアの作品とした。さらに、チャールズ2世の蔵書の中にあった『Shakespeare. Vol. I』というラベルをつけられた巻の中に『フェア・エム』『エドモントンの陽気な悪魔』と一緒にこの戯曲が綴じられていた。
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