サン=ミッシェル=ノートルダム駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 05:15 UTC 版)
サン=ミッシェル=ノートルダム駅 | |
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ヨハネ・パウロ2世広場出入り口
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Saint-Michel - Notre-Dame |
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所在地 | ![]() |
管理者 | フランス国鉄(SNCF) パリ交通公団(RATP) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線(B線) 2面2線(C線) |
開業年月日 | 1900年5月28日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■RER B線 |
◄シャトレ-レ・アル (? km)
(? km) リュクサンブール►
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所属路線 | ■RER C線 |
◄ミュゼ・ドルセー (? km)
(? km) オステルリッツ►
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乗換 | サン=ミッシェル駅(メトロ4号線) クリュニー=ラ・ソルボンヌ駅(メトロ10号線) |
備考 | 旧称ポン・サン=ミッシェル駅 |
サン=ミッシェル=ノートルダム駅(フランス語: Gare de Saint-Michel - Notre-Dame)はフランス・パリの5区にある、RERB線とC線の駅。一部の出口は4区のシテ島内や6区にある。B線の駅はパリ交通公団(RATP)が、C線の駅はフランス国鉄(SNCF)が管理している。
駅名はサン=ミッシェル橋、サン=ミッシェル広場とノートルダム大聖堂に由来する。メトロ4号線のサン=ミッシェル駅および10号線のクリュニー=ラ・ソルボンヌ駅との乗換駅である[1]。
歴史
現在のC線の駅は1900年の万国博覧会に合わせ、パリ・オルレアン鉄道がオステルリッツ駅からオルセー駅まで延伸されたときに開業した。開業時はポン・サン=ミッシェル(Pont Saint-Michel、サン=ミッシェル橋)という駅名であった。1938年からはフランス国鉄の駅となり、1979年にはRERのC線の駅となった。RER化の際にホームの拡幅工事が行われている。
RER B線の当初の計画では、サン・ミッシェル広場とリュクサンブール駅の中間付近に新駅を作ることになっていた。1971年の計画変更でリュクサンブール駅を存続させるとともにサン・ミッシェルにC線との接続駅を作ることとされた。B線のリュクサンブール駅 - シャトレ=レ・アル駅間は1977年に開業したが、この時点ではサン=ミッシェルに駅はまだ設けられていなかった。B線サン=ミッシェル=ノートルダム駅の工事は1982年に始まり、1988年2月15日に開業した。これに合わせC線の駅もサン・ミッシェル=ノートルダム駅と改称された。また第二次世界大戦以来休止中だったメトロ10号線のクリュニー=ラ・ソルボンヌ駅が営業を再開し、B線との乗換駅となった。
1995年7月25日、B線ホームに停車中の列車内で、アルジェリアのイスラム原理主義組織「武装イスラム集団」による爆弾テロが発生し、8人が死亡、117人が負傷した[2]。これを受けB線ホームに慰霊碑が設置された[3]。
2022年8月、C線プラットフォームは改装工事のため一時閉鎖された。当初は同年12月までに完了する予定だったが、最終的に2023年4月に営業再開した。改良点としては、採光可能な窓設置や換気の改善、エスカレーターの設置が挙げられる[4][5]。
駅構造
B線
B線の駅はC線よりも下の層にあり、北半分はセーヌ川の分流とシテ島の地下にある。駅付近ではB線の北行、南行はそれぞれ単線トンネルになっており、ホームはそれぞれのトンネル内の単式ホームである。ただし両ホームはいくつかの連絡通路で結ばれており、階段もこの連絡通路部分に接続しているため、全体で一つの島式ホームとみなすこともできる。
ホーム中央付近の階段・エスカレーターはC線のホーム下の乗換用コンコースに接続しており、ここからC線のホームを経由して地上に出ることができる。またホームの北と南にもそれぞれ階段・エスカレーターがあり、北側からはシテ島のオテル・デュー・ド・パリ前に、南からは地下の連絡通路を経てメトロ10号線のクリュニー=ラ・ソルボンヌ駅に通じている。
C線

C線の駅はサン・ミシェル河岸の地下、セーヌ川と平行に東西方向に相対式ホーム2面2線がある。
改札口は駅の東端、中央西よりのホーム上(両方向とも)、西端の三ヶ所にあり、東の改札からはプティ・ポン広場、中央西よりの改札からはサン=ミッシェル広場周辺に、西端の改札からはサン=ミッシェル広場の西方に出ることができる。また中央西よりの改札からはメトロ4号線のサン=ミッシェル駅への連絡通路がある。
利用状況
2015年の推計によると、RER B線の年間乗客数は7,806,419人[6]。RER Cの年間乗客数は32,119,200人だった[7]。
駅周辺
駅周辺のセーヌ川沿いは世界遺産「パリのセーヌ河岸」に含まれる。
C線の出口のあるサン=ミッシェル広場はミカエル像のある噴水で知られる。広場の周辺は書店が多くあり、東側はレストラン街である。B線の南側の出口近くにはクリュニーの中世博物館がある。
シテ島のノートルダム大聖堂、パリ警視庁、サント=シャペルなども近い。
隣の駅
- RER
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B線
- シャトレ-レ・アル駅 - サン=ミッシェル=ノートルダム駅 - リュクサンブール駅
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C線
脚注
- ^ “Saint-Michel Notre-Dame”. Transilien. 2023年4月19日閲覧。
- ^ “The long shadow of the Saint-Michel terrorist attacks”. Deutsche Welle. (2020年7月25日) 2023年4月19日閲覧。
- ^ https://www.dw.com/en/france-1995-bombings-anniversary/a-54299823
- ^ “Saint Michel Notre Dame va changer d'allure [Saint Michel Notre Dame will change its look]” (フランス語). transportparis. (2021年12月16日) 2023年4月20日閲覧。
- ^ Compagnon, Sébastian (2023年4月17日). “La gare RER C Saint-Michel-Notre-Dame rouvre après huit mois de fermeture : " Le résultat est magnifique " [The RER C Saint-Michel-Notre-Dame station reopens after eight months of closure: "The result is magnificent"”]” (フランス語). Le Parisien 2023年4月20日閲覧。
- ^ “Trafic annuel entrant par station du réseau ferré 2015 – SAINT-MICHEL-NOTRE-DAME, B” (traitement du 8 décembre 2016 (onglet Informations)). 2017年2月17日閲覧。.
- ^ “Fréquentation en gares – Saint-Michel Notre-Dame” (Traitement du 10 février 2017 (onglet Informations)). 2017年2月14日閲覧。.
参考文献
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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- Tricore, Jean (2002). le RER, le réseau francillien. RATP
関連項目
外部リンク
- サン=ミッシェル=ノートルダム駅 - SNCF公式
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