サンピエール‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【サンピエール大聖堂】
読み方:さんぴえーるだいせいどう
《Cathédrale Saint-Pierre》スイス、ジュネーブの旧市街にある大聖堂。12世紀から13世紀にかけて建造。度重なる改築や増築を経て、ロマネスク様式やゴシック様式が混在した現在の姿になった。宗教改革の指導者、ジャン=カルバンの布教の本拠地としても知られる。地下に考古学資料館、隣接して国際宗教改革博物館がある。
《Cathédrale Saint-Pierre de Nates》フランス西部、ロアール‐アトランチック県、ロアール川下流の河港都市ナントにあるゴシック様式の大聖堂。1434年に着工、1891年に完成。ブルターニュ大公フランソワ2世の墓所がある。16世紀フランスの彫刻家ミシェル=コロンブが手がけた装飾は、初期ルネサンス様式の傑作とされる。
サン=ピエール大聖堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 03:27 UTC 版)



サン=ピエール大聖堂 (フランス語:La cathédrale protestante Saint-Pierre de Genève) は、スイス、ジュネーヴにある大聖堂であり、今日では改革派教会となっている。大聖堂は、12世紀のジュネーヴ司教座司教公、アルデュシユス・ド・フォーシニー(fr)のもとで始まり、様々な建築様式が混合している[1]。また、宗教改革の指導者の1人であったジャン・カルヴァンが本拠とした教会として知られ、大聖堂の内部には、カルヴァンによって使用された木製の椅子がある。
大聖堂の地下は、最近大規模な発掘が行われ、ローマ帝国時代まで遡るこの地域の複雑な歴史が明らかになった。8世紀から10世紀にかけて、これはこの土地に共存する3つの大聖堂のうちの1つであった。現在の建物は、聖職者の使用や初期のキリスト教徒の死者祭祀(en)に専念していた大聖堂から成長していった。12世紀に残存した建物の成長により包括された他の2つの建築は、聖体の1つで、教会の教えとは違っていた。
ドイツの画家、コンラート・ヴィッツは、1444年の大聖堂用に、現在美術史博物館にある『聖ペテロの祭壇画』を描いた。美術史博物館は彼の最も有名な『奇跡の漁り』も収蔵している。
現在では、毎年夏にドイツ・プロテスタント司祭が出席し、ドイツ語とフランス語のどちらかを母語とするプロテスタント信者の双方に対して、二言語サービスや会合が行われている。
脚注
- ^ 『地球の歩き方 2016〜17 スイス』ダイヤモンド・ビッグ社、2016年、292頁。ISBN 978-4-478-04886-3。
参考文献
- Bonnet, Charles (February 1987), “The Archaeological Site of the Cathedral of Saint Peter (Saint-Pierre), Geneva”, World Archaeology (Taylor & Francies, Ltd) 18 (3): 330–340, JSTOR 124589
外部リンク
- (フランス語) St Pierre's Cathedral - official web site
- Photos
- A picture of the whole Cathedral from the air
- The Dalai Lama visited the Cathedral in 1999
Images:
- サン・ピエール大聖堂のページへのリンク