サン・ピエトロ・イン・パラッツィ-タルクィーニア区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 22:37 UTC 版)
「アウトストラーダ A12」の記事における「サン・ピエトロ・イン・パラッツィ-タルクィーニア区間」の解説
この区間は現時点ではアウトストラーダではなく、計画中・建設中の状況を記載している。 現在アウトストラーダが開通していない、サン・ピエトロ・イン・パラッツィとタルクィーニア間の接続は、グロッセートまでの北半分は片側2車線の高速国道であるヴァリアンテ・アウレリアを、そして、グロッセートからタルクイーニアまでの南半分は平面交差点と並木道があり、市街地を通り抜けるヴィア・アウレリアを使う必要がある。CIPE(経済計画省庁間委員会)は幾度かプロジェクトを開始したが、関係者により妨げられてきた。 2009年12月15日にロジニャーノ・マリッティモとサン・ピエトロ・イン・パラッツィの区間のチヴィタヴェッキア方面約4kmの最初のロットの建設現場が開設され、2012年に完成した。 2011年6月27日に最初の1.5kmとロジニャーノの本線料金所が開通した。この部分の開通により、ヴァリアンテ・アウレリアからA12へロジニャーノ出入口を経由せずに直接入ることができるようになった。 2011年5月6日にCIPEはチヴィタヴェッキア・ポルトとタルクイーニアの16.5kmの区間の工事を承認した。その工事は、2011年10月に始まった現在のSS1アウレリアの道路拡張であり、パヴィメンタルによるものである。チヴィタヴェッキア・ポルトとミニョーネ川にかかる橋までの最初の4kmは、2015年7月17日に供用開始された。この区間全体は2016年4月1日から運用されている。 2013年9月27日に、CIPEはロット2、3、5A、6Bを含む、残りのタルクイーニアとサン・ピエトロ・イン・パラッツィの区間の最終プロジェクトを、20億ユーロの民間資金を利用することで承認した。 2015年5月13日に、この経路を完成させるための書類に署名された。サン・ピエトロ・イン・パラッツィからグロッセートまでの北の部分は、ヴァリアンテ・アウレリアを拡張する計画であった。一方、グロッセートからチヴィタヴェッキアまでの南の部分は、SS1アウレリアと可能な限り重なるように配置された。このアウトストラーダは2046年12月31までSAT S.p.A.の管理下に残り、その後、国が37.7億ユーロで買い上げることになっている(CIPE決議 78/2010)。 2019年3月に、CIPEは2018年の予算報告書にて政府のプロジェクトレビューを視野に入れて計画の変更を提示した。サン・ピエトロ・イン・パラッツィからグロッセートまでは、主要郊外道路として残るヴァリアンテ・アウレリアを標準的高速道路基準に適合させる。グロッセートからアンセドニアまでは、全ての平面交差点を廃止し、4車線の自動車専用道化する。そして、アンセドニアからタルクイーニアまでは、現存の道路には手を加えず、新たにアウトストラーダを最初から建設する。この工事全体の費用は2.7億ユーロと推定される。
※この「サン・ピエトロ・イン・パラッツィ-タルクィーニア区間」の解説は、「アウトストラーダ A12」の解説の一部です。
「サン・ピエトロ・イン・パラッツィ-タルクィーニア区間」を含む「アウトストラーダ A12」の記事については、「アウトストラーダ A12」の概要を参照ください。
- サン・ピエトロ・イン・パラッツィ-タルクィーニア区間のページへのリンク