サンダー・ジュリアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 16:09 UTC 版)
「空手バカ一代」の記事における「サンダー・ジュリアン」の解説
ロサンゼルスきっての人気レスラーだが、トッド若松曰く「うわべは正統派の試合をするが、性根は残忍な男」で、観客を扇動し、ベックをKOした倍達達をリンチにかけようとする。しかし彼ら自身が「東洋の神秘の格闘技」を内心警戒していて一定の間隔以内には中々近づいて来ない事を察した倍達は、レスラーや観客のそういう心理を利用して一か八かの賭けに出る。まず「三角飛び」でジュリアンに軽い打撃を与え「今の一撃は、秘技『三年殺し』。その場の痛みは大した事はないが、やがて時間をかけてその部分が腐り始める。そして攻撃から三年で死に至るため『三年殺し』と呼ばれる」と説明した。それを聞いたジュリアンは恐怖に怯え、倍達が技の効果を消す特殊なマッサージを知っていると聞くと、倍達達が会場を安全に出られるよう観客を説得するという条件でマッサージを懇願し、それを承知する事によって倍達達は無事会場を脱出する事に成功する。移動の車の中で遠藤が倍達に「三年殺し」の真偽について尋ねると、倍達は「最初のダメージは大した事がなくても、徐々に悪化して行くように打撃を与える事自体は不可能ではないだろう」としつつ、「あの状況で本気でそんな事をしても意味がない」と一か八かのハッタリであった事を明かして笑い飛ばした。もっとも、それを聞いたトッドが、「アメリカでは拳銃所持はフリーだし、バレたらマシンガンで狙われる!」と吐き捨てた事で笑いはすぐに凍り付いた。
※この「サンダー・ジュリアン」の解説は、「空手バカ一代」の解説の一部です。
「サンダー・ジュリアン」を含む「空手バカ一代」の記事については、「空手バカ一代」の概要を参照ください。
- サンダー・ジュリアンのページへのリンク