サマータイム制への賛否
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:06 UTC 版)
前述の通り、日本では過去にサマータイム制を導入しながらも廃止した経緯がある。 NHKオンラインが2005年(平成17年)8月12日に実施したアンケートでは、反対派が賛成派をわずかに上回った。同じくNHKが2018年(平成30年)8月に実施した世論調査では、東京オリンピックの暑さ対策として「サマータイム」の導入に「賛成」が51%、「反対」が12%、「どちらともいえない」が29%であった。同じく2018年(平成30年)8月の朝日新聞の世論調査によると「賛成」が53%、「反対」が32%、「その他・答えない」が15%となっている。 以下は、サマータイムに反対する理由である。 日本列島は東西に細長いため、東日本と西日本で日の出・日の入りの時刻に大きな差があり、全国一律にサマータイムを導入するには不適。 日本は湿度が高く、日没後も蒸し暑いため、帰宅後の冷房需要が他国と比べて大きい(特に関東以西の地域ではそれが顕著)。 日本の周辺国の多くはサマータイム制を導入していないので、欧米のサマータイムに合わせる必要性が薄い。
※この「サマータイム制への賛否」の解説は、「夏時間」の解説の一部です。
「サマータイム制への賛否」を含む「夏時間」の記事については、「夏時間」の概要を参照ください。
- サマータイム制への賛否のページへのリンク