サシバの渡り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 05:49 UTC 版)
本州の中部地方以北で繁殖したサシバは第1番目の集団渡来地、伊良湖岬を通り、別のサシバと合流して第2の渡来地、佐多岬に集結する。 大陸の高気圧が南西諸島に張り出し、風向きが北寄りに変化したときに南下飛行を開始し、第3の渡来地宮古列島の伊良部島で休息する。一部には徳之島や、沖縄本島及びその周辺離島で休息する鳥もいる。南西諸島でのピークは10月12日から18日である。 宮古列島からは2つのコースに分かれ、第4の渡来地台湾の満州郷、又は、第5の渡来地、フィリピンのバタン諸島で休息する。 フィリピン、インドネシアまで広がって越冬する。 平均時速は約40キロ、一日の平均距離は480km前後である。 朝の飛び立ちは6時ころ、その日の18時まではすべて休息地に入る。 ノンストップでは12時間飛び続ける。 越冬する鷹もいる。宮古列島では「落ち鷹」という。
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