コンポジット‐しんごう〔‐シンガウ〕【コンポジット信号】
コンポジット信号 【composite signal】
コンポジット信号 (Composite Signal)
コンポジット信号
映像を構成する輝度信号(Y)と色信号(C)を混合し、1本のコードで伝送できるようにした信号。ただし、入力機器側で混合されたY信号とC信号を分離する必要があり、このY/C分離精度で画質の良し悪しが左右される。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 麻倉怜士)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
コンポジット信号
コンポジット信号とは、映像の伝送方式のひとつで、映像の明るさを表す輝度信号と、色情報の元素であるRGBの3色からなる色信号をまとめて、1つの映像信号として伝送される信号のことである。
コンポジット信号は、従来よりのテレビ放送などで一般的に用いられている。信号はいちど合成されているので、受信した側が再生する際には信号をY/C分離フィルターという特殊な装置によって分離させる必要がある。
輝度信号と色信号とを別個のものとしたままでデータを伝送する方式はコンポーネントビデオと呼ばれ、合成・分離の手続きがないだけ画質の劣化は少ないといわれる。S-VHSやDVDの記録ではこちらの方式が用いられている。
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