コヘインとナイの複合的相互依存論とは? わかりやすく解説

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コヘインとナイの複合的相互依存論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/26 16:05 UTC 版)

相互依存論」の記事における「コヘインとナイの複合的相互依存論」の解説

ジョセフ・ナイロバート・コヘインは、共著 Power and Interdependence権力相互依存) (1977).で「複合的相互依存」を提唱した。ここで彼らが定義する複合的相互依存とは狭い意味での相互依存論であるといえるその特徴として 国際関係における結合多元性(単なる国家政府間の繋がり加え個々人間の繋がり国際企業国際機関発達等が生まれてきたことを意味する) 国際政治における争点序列不在 国際紛争多元化に伴う国家軍事力相対化述べている。 そもそもの相互依存の定義は、「物や情報国境越えて相互に依存しあう過程」であるが、今日では一般に各国同士政治的経済的軍事的依存深化意味する言葉として用いられている。 相互依存が深まるほど一国敏感性や有事の際の脆弱性が高まるため、長期的に国際武力紛争防止に繋がる。他方短期的な視点からすれば各国対外政策において合理的な手段が必ずとられるというわけではないことから、相互依存は必ずしも紛争防止には繋がらないということには注意する必要があるまた、互いの国同士依存度もそれぞれ違う(例え軍事面における日米相互依存度合考えてみればよい)ことから、武力紛争訴える点での非合理性の度合い各国によって違う。

※この「コヘインとナイの複合的相互依存論」の解説は、「相互依存論」の解説の一部です。
「コヘインとナイの複合的相互依存論」を含む「相互依存論」の記事については、「相互依存論」の概要を参照ください。

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