コピー・ワンスとダビング10の信号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:34 UTC 版)
「ダビング10」の記事における「コピー・ワンスとダビング10の信号」の解説
2008年(平成20年)2月7日にDpaから公開された放送運用規定の改訂案では主に以下の2点が主要な要目であり、現在運用されている規定となっている。 コピー制御信号(CCI)のうちの録画の扱いを決める2ビットの制御フラグ(digital_recording_control_data)をダビング10でもコピー・ワンスと同じ「1世代のみコピー可」と定義した。 ダビング10のための新たな1ビットの制御フラグ(copy_restriction_mode)をCCIに加える。「0」はNGでありダビング10での録画を不許可とし、「1」はOKとしてダビング10での録画を許可する。なお、このフラグを含まない放送信号は「1」すなわちOK(ダビング10での録画を許可)として扱う。 上記の規定によってWOWOWのような有料放送を扱うためにダビング10での録画を不許可としたい放送局だけがダビング10のための放送機材への設備改修を行い、他の多くの無料放送での放送局は設備改修を行なわなくて済む事となった。ダビング10対応に改修しない(copy_restriction_modeを送出しない)放送局からのテレビ電波をダビング10対応の録画機器で受信すれば9回までダビングが可能になる。また、テレビ録画を行なう受信機側でも、コピー制御信号の新たな1ビットの読み取りを実装するだけで対応が可能になっている。
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