コックピットの出入り口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 13:39 UTC 版)
「旅客機のコックピット」の記事における「コックピットの出入り口」の解説
通常、民間旅客機のコックピットには、ハイジャックや関係者以外の進入を防止するためにドアが取り付けられている。以前は比較的簡易なものが多かったが、アメリカ同時多発テロ事件以後、通常の拳銃でも破壊不可能なほど頑丈かつ強固な施錠装置を備えたものであることが義務づけられるようになった。またかつては飛行中でも小さな子供などがねだるとクルーは快くコックピット内を見せてくれたものだが、現在ではアメリカ同時多発テロ以後のハイジャック防止の観点から、たとえ運航している航空会社の社員といえどもコックピット内への立ち入り及び撮影は航空法違反[要出典]により厳禁とされ、機長や操縦士及び立ち入りを求めた者も解雇や謹慎、減給など厳罰に処されるだけでなく、国(国土交通省)から立ち入り調査や原因究明や再発防止策を航空会社に求められるなどそれら行為自体が違法行為と看做される。[要出典] 操縦士がトイレに立つ際は、 コックピットから出たいことを運行する旅客機の最上級クラスの客室乗務員にインターカムで伝える その客室乗務員はトイレが空いたときを見計らってコックピットの入り口の前にドアを背にして立ちはだかる クルーはこれをドアについている覗き穴から確認する すばやくドアを開閉して外に出る という手順が多くの国の航空会社でマニュアル化されている。 ファーストクラスのトイレは機首に近い方、コックピットの入り口のすぐ脇にあることが多いため、乗務員は特に神経を使う。なお、25000フィート以上の高高度を飛行中に操縦士の1人が席を立つ場合は、操縦席に残る操縦士は酸素マスクをつけることが義務付けられている。
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