ケーリー・ダンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 00:10 UTC 版)
「アイリッシュ・ダンス」の記事における「ケーリー・ダンス」の解説
ケーリー・ダンスはアイルランドおよび世界中で広く踊られている。「ケーリー・ダンス」という語は19世紀末に外国からもたらされたカドリーユをベースにしたセット・ダンスとそうでないダンスを区別するためにゲール語連盟が発案し、ダンス自体も30に限って踊り方を整備した。踊る人数は、4人~16人のカップルが向き合って踊るもの、列を作るもの、あるいは無制限のカップルが輪を作って(たとえば「ウォールズ・オブ・リムリック(The Walls of Limerick)」、「Rince Mor(=Big Dance)」、「Bonfire Dance」)踊るものもある。前者には速くて複雑な図形を描くものが多く、後者には単純なフォーク・ダンスのようなものが多い。 ※「ケーリー・ダンス」を決して「ケーリー」と略して使用してはいけない。「週末にどこそこでケーリーがある」のような会話がなされた場合、「ケーリー」という語は「ケーリー・ダンス」を指しておらず、アイルランド音楽とダンスを楽しむ社交的な集まりのことを指す。現在ではホテルや体育館などで催され、地域差や流行の時期にもよるが主に「セット・ダンス」が踊られることが多い。 ※12月26日の聖スティーブンの日にはアイルランドのさまざまな場所で、藁の仮面をつけ、カラフルな服を着たWrenboysが、伝統的なケーリー音楽のバンドと一緒に、町や村をパレードして、Wren Dayを祝う。この伝統はイギリス、とくにウェールズのあちこちにもある(あるいは、あった)。(注:この段落については「ケーリー・ダンス」と関連はありませんが、元の項にあったものでそのままにしておきました)
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