グレート・ノーザン・ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 02:25 UTC 版)
「イギリス国鉄365形電車」の記事における「グレート・ノーザン・ルート」の解説
365517編成から365541編成までの25本はキングス・クロス駅を起点にピーターバラやキングズ・リンまでを結ぶ交流電化のグレート・ノーザン・ルート(英語版)向けとして製造された。 1996年12月9日に国鉄ネットワーク・サウスイースト部門の下で営業運転を開始、1997年1月の民営化ではウェスト・アングリア・グレート・ノーザン(英語版)に引き継がれ、1998年7月に全編成が出揃った。 乗務員室への空調設置に伴い、2001年から2002年にかけて前面形状の変更が行われた。 2002年5月、365526編成がポッターズ・バー脱線事故(英語版)を起こし、廃車された。これを受け、2002年8月から2003年1月まで、コネックス・サウス・イースタンから365502編成が貸し出された。 2004年には、317形をテムズリンク(英語版)に転属させるため、サウス・イースタン・トレインズ(英語版)から365501編成から365516編成までの16本が転入した。 列車運行会社の交代に伴い、残存していた365形全40本は2006年4月にファースト・キャピタル・コネクトに転属した。 2014年1月にはボンバルディア・トランスポーテーションによる改装工事を受けた編成が営業運転を開始した。 同年9月、列車運行会社の交代によりゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ(「グレート・ノーザン」ブランド)に転属した。 387形(英語版)および700形の導入により、365形は2017年にオフピーク時の運用から撤退した。ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイはピーク時向けとして21本を維持し、保留車となった19本はイーリーで保管された。2018年6月には後者のうち10本がアベリオ・スコットレールに転属した。残る9本はノーサンプトンのキングズ・ヒース車両基地を経て、同年9月にクルーへと移動した。なお、2016年時点の計画では21本がグレート・ウェスタン・レールウェイに転属することになっていたが、これは387形が新造されることになり中止された。 2021年5月15日、365形はゴヴィア・テムズリンク・レールウェイでの運用を終えた。
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