ウェスト・アングリア・グレート・ノーザン
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「イギリス国鉄322形電車」の記事における「ウェスト・アングリア・グレート・ノーザン」の解説
イギリス国鉄の分割民営化(1994年)以降も、引き続きスタンステッド空港のアクセス列車として使用されるため、スタンステッド・エクスプレスを運行するウェスト・アングリア・グレート・ノーザン(West Anglia Great Northern、WAGN)の所属となった。 1997年頃から、塗装が「スタンステッド・スカイトレイン」ブランドの塗装(白地の車体の裾に黄色の帯、屋根片部に緑の帯が入り、各車両向かって右側のドア脇に「Stanstead Skytrain」のロゴが入ったもの)に変更されているが、前後して、スタンステッド・エクスプレス専用ではなくなり、他車と共通運用されるようになった。共通運用されるようになってからは、ロンドン・キングズクロス~ピーターバラで使用されることも多くなった。 ウェスト・アングリア・グレート・ノーザン鉄道には321形の所属が無かったことから、322形は少数の異端な存在であり、予備的な存在となっていった。下記のように一時的にノース・ウエスタン・トレインズへ貸し出されている他、もともとの投入先であったスタンステッド・エクスプレスも2000年上半期までに317/7形に置き換えられてしまっている。 そこで、姉妹車の320形を保有していたスコットレールへ転属し、ノース・ベリック線で使用されていた305形電車を置き換えることになり、2001年、5編成を2回に分けてウェスト・コースト本線経由で自力回送された。 なお、2004年にスコットレールのフランチャイズがナショナル・エクスプレス・グループ(National Express Group)からファーストグループ(ファースト・スコットレール)に代わったことに伴い、サブリースされスコットランドへ戻るまでの間、一時的にロンドン近郊のグレーター・アングリア管内で使用されている。
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