グラフ表現と分析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/24 07:25 UTC 版)
「ディケード (単位)」の記事における「グラフ表現と分析」の解説
電子回路の周波数特性をボード線図などのグラフ形式で表す場合、大きな周波数範囲を表すために、線形スケールではなく対数スケールが一般的に使用される。多くの場合、線形スケールでは実用的ではない。例えば、アンプの周波数帯域は通常20 Hzから20 kHzであり、ディケードを単位とする対数スケールを使用すると、帯域全体を表すに便利である。一般的に、このような表現のグラフは、対数スケールで1 Hz(100)から100 kHz(105)までとすると、標準サイズのグラフ用紙に音声帯域を収めることができる。線形スケールでは、同じグラフ用紙で0から50までしか収められない。 一般に、周波数特性は「毎ディケード」の観点で説明される。右のボード線図の例では、阻止帯域(stopband)で-20 dB/decの勾配を示している。すなわち、周波数が10倍になるたびに(図では10 rad/sから100 rad/sに向かって)、ゲインが20 dBずつ減少する。
※この「グラフ表現と分析」の解説は、「ディケード (単位)」の解説の一部です。
「グラフ表現と分析」を含む「ディケード (単位)」の記事については、「ディケード (単位)」の概要を参照ください。
- グラフ表現と分析のページへのリンク