グラコンポ構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 02:40 UTC 版)
「デストロイヤー (釣り竿)」の記事における「グラコンポ構造」の解説
オリジナルのフェイズ1を代表するシステムで、1997年、2001年に特許取得。正式名称は「グラファイトフレーム・コンストラクション・コンポーネンツ・システム」。 グリップ周りの剛性を高めるためにリールシートの内径とほぼ同じ径の高弾性カーボンパイプをオイモト接続することにより、長年の使用でもブランクスの中心軸がズレない。ファイト時、キャスト時にグリップ部がしなることがないので安定する。また、ブランクスの差し込む位置によって反響空間を用いた感度の調節ができる構造である。 ブランクスの接合方法は年代によって異なり最初は、フォアグリップ先端からブランクス末端までの長さの、グラコンポより一回り小さい径のカーボンパイプを用いて接合していたが、2000年のモデルより、カーボンブロックで3点支持に変更。更に2004年モデルからは2点支持になった。 また、レーシングコンディションでは下記のパラコンポと併用されており、ブランクスの一回り太いパイプをグラコンポに、更に太いパイプをリールシート周りにパラコンポで接合している。 なお、ブランクの高弾性化に伴い、高弾性カーボンパイプを用いると接合部に負荷が集中し破損しやすくなったため中・低弾性カーボンパイプを用いてグラコンポ自体もしならせるというモデルも存在する。こちらは、剛性面の強化というより反響空間を使った感度の調節の機能を利用するために採用されている(ARMS COMPLETEなど)。
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