クーパー荷重
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 18:51 UTC 版)
日本の古い橋梁の設計者としても知られるセオドア・クーパーが制定したもので、元々はアメリカで用いられていた基準である。日本では鉄道国有化を契機として1909年(明治42年)6月17日付の「達第五二二号」でクーパー荷重のE33荷重を採用することとした。数字は最大軸重をポンドで表したときの一万の位と千の位であり、E33荷重は最大軸重33,000ポンド(約14,969キログラム)である。 1912年(明治45年)2月21日には新たに広軌用としてE45(最大軸重20,412キログラム)を採用した。その後、広軌化は中止となったが、E45に準拠した橋桁は実際にいくつか架設された。1921年(大正10年)10月14日には『国有鉄道建設規定』の改正により、主要幹線はE40に変更された。 1928年(昭和3年)8月10日にはメートル制移行に伴い、新たにKS荷重が制定された。
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