クワインのテーゼとは? わかりやすく解説

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クワインのテーゼ(いわゆるデュエム-クワイン・テーゼ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 02:01 UTC 版)

デュエム-クワイン・テーゼ」の記事における「クワインのテーゼ(いわゆるデュエム-クワイン・テーゼ)」の解説

クワインデュエムのテーゼ大幅に拡張した。彼は論文経験主義2つドグマ」の中で、信念検証に関する全体論主張する。それによると、われわれの信念体系全体としてひとつの網の目をなしていて、けっして個別外部からの刺激観察)と相対するということがなく、常に網の目全体として観察向き合う網の目から導かれる予測観察矛盾しても、網の目のどこかを修正すれば矛盾解消でき、どれか特定の信念反証されるということはない。逆に経験による改訂可能性原理的に逃れている信念というものもなく、場合によっては論理学公理なども改訂されうる。こうした全体論帰結として、対立する二つ理論があるとき、経験によってそのどちらか否定されるということはなく、どんな経験に対してもどんな信念でも保持しつづけることができる。これがクワインのテーゼである。 デュエム違いクワインはこれが物理学だけではなくすべての信念をおおう非常にグローバルなものだと考えており、しかも科学理論よしあしについての相対主義含意するものだと考えていたようである。

※この「クワインのテーゼ(いわゆるデュエム-クワイン・テーゼ)」の解説は、「デュエム-クワイン・テーゼ」の解説の一部です。
「クワインのテーゼ(いわゆるデュエム-クワイン・テーゼ)」を含む「デュエム-クワイン・テーゼ」の記事については、「デュエム-クワイン・テーゼ」の概要を参照ください。

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