デュエムのテーゼとは? わかりやすく解説

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デュエムのテーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 02:01 UTC 版)

デュエム-クワイン・テーゼ」の記事における「デュエムのテーゼ」の解説

ピエール・デュエム物理学理論について研究する中で、物理学観察には実験装置についての理論などさまざまな補助仮説が必要であるため、物理学理論のみから何らかの観察予測導き出されることはなく、したがってそうした理論文字通りに反証されることはないことに気づいた。一見反証されたように見え仮説も、補助仮説アド・ホック修正で救うことができる。そうした反証存在しないというのがデュエムのテーゼである。 デュエムはこれを物理学特有の問題であると考えていた。また、論理的に反証成り立たなくとも、物理学者としてセンスがあれば、ある観察理論反証するような性質のものか、それとも実験装置などの不備に帰することができるものかということは分かる考えていた。これを「決定実験不可能性」と言う

※この「デュエムのテーゼ」の解説は、「デュエム-クワイン・テーゼ」の解説の一部です。
「デュエムのテーゼ」を含む「デュエム-クワイン・テーゼ」の記事については、「デュエム-クワイン・テーゼ」の概要を参照ください。

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