クリオス(Kurios)
ヘリックス種(Helix) 丸葉と角張った葉をつけ直立するタイプの一つでシャムロックの変異種。 ククル・シェルやビッグ・デイール、ノルチェがこの仲間。 国内ではまだほとんど見かけないものだが庭の地面を被うグラウンド・カバー向き。 これらは年を経るにつれて次第に似通ってくる。 初めのうちは葉柄の形が違ったり葉の付き方に相違があったりして見分けやすいが10年も経てばそれらが互いに似たものになってくる。 そのことをヨーロッパの専門家も書いている。この説明に同感。 年季が入っても見分ける能力が高まるものではない。 それはアイビーの方が少しずつ変化するためだ。 たとえば挿し木をした直後にはビッグ・デイールは丸い葉を沢山見せる。それが数ヶ月後には角張った葉に変化してくる。 このなかではノルチェが角張った葉を最も沢山つける。 いずれもしっかりした枝ぶりで地植えにも大鉢仕立てにも向く。 日本の夏は高温多湿でカビの菌(糸状菌)に由来する病気が猛威をふるう。庭に植えるには地面を這い回るタイプは使えない。 そこでこれらの直立型の出番になる。 アイビーらしくないアイビーといわれるものの一つでもある。 写真で黄色く見えるのは新葉の色でこれは間もなくグリーンに移行する。 (ククル・シェル、ビッグ・デイール参照) |
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