クハ141形への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/03 14:51 UTC 版)
「神戸有馬電気鉄道テン1形電車」の記事における「クハ141形への改造」の解説
戦時中の1944年(昭和19年)、輸送力の増強のためにテン1は川崎車輌で制御客車クハ141形141へと改造された。妻面は非貫通3枚窓、側面客用窓は2枚。乗務員扉も有するが、運転台は有馬側のみの片運転台車であった。定員80人、展望車時代から2m短く全長13m。台車は当初テン1形から引き継いだ路面電車タイプだったが、1958年(昭和33年)に南海電気鉄道から譲り受けたブリル27MCB-2に振り替えた。 1962年(昭和37年)、クハ131・132・151と共に神戸寄りに貫通路が設けられた。元気動車だった他のクハとは異なる唯一の電車タイプの制御車として、電動車と組んで運用されていた。 末期はデ201形のデ205・デ204と3両編成を組成していたが、高性能車の増備に伴い1974年(昭和49年)に廃車となった。
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