ギル・フェイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/02 14:05 UTC 版)
「エリック・フレミング (俳優)」の記事における「ギル・フェイバー」の解説
エリック・フレミングの代表作はテレビ西部劇の「ローハイド」である。彼の俳優としてのキャリアは1950年代前半にテレビ映画の単発での出演が多く、映画はB級映画の「宇宙征服」などに準主役として出演しているが、彼をスターにしたのは1959年1月からアメリカCBSテレビで放映されたテレビシリーズの「ローハイド」で主演を演じて、日本でもこの番組で一気に俳優として知られた存在になった。 ローハイドでは1966年までの全8シーズン217話のうち、7シーズン203話まで3000頭の牛を運ぶ長旅の隊長ギル・フェイバーを演じている。当時は助演格でレギュラー出演して相棒の補佐役ロディを演じていたのがクリント・イーストウッドで、ローハイド撮影時はエリック・フレミングの方が格が上であった。隊長であるので他のメンバーは日本語版では「フェイバーさん」と尊敬を込めて呼び、それがそのまま彼のイメージとなった。そしてドラマの中ではイーストウッドに助言したり諭したりする人生の先輩としての役割を果たしていた。 また毎回ラストで3000頭の牛を出発させる合図となる掛け声「さあー行くぞ。出発(しゅぱーつ)」は日本語版での小林修の渋い声がぴったりするほどで、その後のフランキー・レーンのローハイドの唄とともに長く記憶されている。 ローハイドを降板後には「ボナンザ」(カートライト兄弟)にゲスト出演したが、1966年9月にペルーでの映画ロケの途中で不幸にも事故死した。その直後に日本の新聞記事に載った記事の見出しは「フェイバーさん死す」であった。
※この「ギル・フェイバー」の解説は、「エリック・フレミング (俳優)」の解説の一部です。
「ギル・フェイバー」を含む「エリック・フレミング (俳優)」の記事については、「エリック・フレミング (俳優)」の概要を参照ください。
- ギル・フェイバーのページへのリンク