ギリシア建築のオーダーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ギリシア建築のオーダーの意味・解説 

ギリシア建築のオーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:23 UTC 版)

ギリシア建築」の記事における「ギリシア建築のオーダー」の解説

ギリシア建築神殿は、ドーリア式イオニア式コリント式いずれか構成されるいずれも階段状の基壇であるクリピーソーマまたはクリピース(κρηπίδωμα、ラテン語ではクレピドーマ)のうち、ステュロバーティス(στνλοβάτης、ラテン語ではスタイロベートの上円柱ステューロス(στύλος、ラテン語コルムナ)を載せるイオニア式およびコリント式については基であるバーシス(βάσις)を設けて身を載せるが、ドーリア式そのまま身を頂く。また、ドーリア式は、身に独特のふくらみであるエンタシス(έντασις)があるが、イオニア式とコリント式通常エンタシス設けないいずれの様式柱頭エピークラニオン(επίκρανυον、ラテン語ではカピトゥルム)に正方形台座アバクス(άβαξ)があり、ドーリア式場合はその下部海胆連想させたことから命名され円形のエキノス(έχινος、ラテン語ではエキヌス)が載るイオニア式のエピークラニオンは渦巻き型、コリント式アカンサス模したものとなっている。柱頭の上部はエンタブレチュア)で、下部よりエーピスティーリオン(επιστύλιον、ラテン語ではエピスティリウム、現在はアーキトレーヴ呼ばれる)、トリーグリフォス(τρίγλυΦος)、ゲイーロン(γείσον、ラテン語ではコローナ、現在ではコーニス呼ばれる)に分かれるドーリア式はトリーグリフォスの部分がメトーピ(μετόπη)と交互に配置され、メトーピには浮き彫り彫刻施されるイオニア式場合、トリーグリフォスの部分はゾフォーロスと呼ばれるが、古典期までの小アジアのイオニア式はこの部分存在せず、エーピスティーリオンの上にゲイーロンが載る構造になっている

※この「ギリシア建築のオーダー」の解説は、「ギリシア建築」の解説の一部です。
「ギリシア建築のオーダー」を含む「ギリシア建築」の記事については、「ギリシア建築」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ギリシア建築のオーダー」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ギリシア建築のオーダー」の関連用語

ギリシア建築のオーダーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ギリシア建築のオーダーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのギリシア建築 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS