ギリシア人による植民とヘラクレス神話
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「モナコの歴史」の記事における「ギリシア人による植民とヘラクレス神話」の解説
マッサリア(現代のマルセイユ)から渡ってきたポカイア人が植民地モノイコスを建設した。 地の名称モノイコスは、スペインからイタリアの範囲を通る古代通路を建設したと言われている、ギリシャ・ローマ神話の神ヘラクレス(羅:ヘルクーレス)への現地の崇拝に由来する。皇帝フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌスもヘラクレスがモナコの港と海岸沿いの道を建設したということについて述べている。 その道にはヘラクレスの祭壇が点在しており、モナコの岩の上に、彼のための神殿が作られたという。その後、ヘラクレスの港という名前は古代の港のために使われた。「ただひとつのもの」を意味するMonoeciや、「一軒家」を意味するMonoikosがヘラクレスやその神殿、岩の回りの周囲から孤立した共同体を示すのに使われるようになった。シケリアのディオドロスとストラボンにより編集された「ヘラクレスの旅行」によると、ギリシア人と現住のリグーリア人はどちらも、ヘラクレスがその地域を通ったのだと主張していた。
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