キャリア初期:ナタリー・ポートマン作品での躍進
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「ニコラス・ブリテル」の記事における「キャリア初期:ナタリー・ポートマン作品での躍進」の解説
2008年、ブリテルはナタリー・ポートマンの監督デビュー作、『イヴ(英語版)』(Eve、原題)で自身の作品 "Forgotten Waltz No. 2" を演奏して大きな注目を集めた。ポートマンとは、同年の映画『ニューヨーク、アイラブユー』の音楽も手掛けて共作した。2011年には、公演「ポータルズ」"Portals" でピアノを演奏し、ヴァイオリニスト・ティム・フェイン(英語版)と共演した。マルチメディア・プロジェクトだった「ポータルズ」では、ジュリアードのダンサーだったクレイグ・ブラック (Craig Black) 、ジュリア・アイテン (Julia Eichten) 、ヘイリー・ナイチェル (Haylee Nichele) がパフォーマンスしたほか、フィリップ・グラスとニコ・ミューリーの曲、レナード・コーエンの詩、バンジャマン・ミルピエ(英語版)の振付が使用された。『ヴォーグ』誌ではブリテルら共演者たちについて、「それぞれの分野で、最も才能ある若手アーティストを集めた絶対的正解」("a juggernaut of the most talented young artists at work in each field") と評したほどだった。 映画音楽家として、ブリテルはアダム・レオン(英語版)監督の『ギミー・ザ・ルート(英語版)』(2012年、原題)の音楽を手掛けている。この映画は、2012年の第65回カンヌ国際映画祭において、ある視点部門に出品されたほか、2012年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査員大賞 (Grand Jury Prize) を獲得した。ブリテルの音楽は雑誌『ニューヨーク』や『バラエティ』で絶賛された。2012年には、PBSのドキュメンタリー作品 "Haiti: Where Did the Money Go" (en) (マイケル・ミッチェル(英語版)監督)でも音楽を手掛けた。作品はアメリカ国内のPBS系列局で1,000回以上も放送され、2012年のオークランド国際映画祭、ボールダー・ライフ映画祭 (Bolder Life Film Festival) で上映されたほか、2013年にはナショナル・エドワード・R・マロー賞(英語版)最優秀ニュースドキュメンタリー賞を獲得した。また2012年のCINEゴールデン・イーグル賞 (CINE Golden Eagle Award) 、CINE特別審査員賞 調査ドキュメンタリー部門 (CINE Special Jury Award for Best Investigative Documentary) を獲得している。
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