フレグレイ平野とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 地域・地名 > 地形・地勢 > 湖沼 > カルデラ > フレグレイ平野の意味・解説 

フレグレイ平野

(カンピ・フレグレイ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 04:01 UTC 版)

フレグレイ平野
伊: Campi Flegrei
英: Phlegraean Fields
標高 458 m
所在地 イタリア カンパニア州
位置 北緯40度49分37秒 東経14度08分20秒 / 北緯40.827度 東経14.139度 / 40.827; 14.139座標: 北緯40度49分37秒 東経14度08分20秒 / 北緯40.827度 東経14.139度 / 40.827; 14.139
山系 カンパニア火山弧英語版
種類 カルデラ
プロジェクト 山
テンプレートを表示

フレグレイ平野(フレグレイへいや、: Campi Flegrei カンピ・フレグレイ)とは、イタリアナポリ西方8kmに広がる、多数の火砕丘を含む長さ13kmにおよぶカルデラである。カルデラ内にはポッツォリなどの都市が発展しており約50万人が暮らしているが、再び大規模噴火を起こす可能性が警告されている超巨大火山en:supervolcano)である[1]

地名はギリシャ語 φλέγω phlégō flègo から来ており、「燃え盛る平野」を意味する。英語では Phlegraean Fields と呼ばれる。

火山活動史

火山活動のみられる地点としては、ソルファタラ火口英語版などが存在する。他にも多数の噴火口があったが、そのほとんどは水没した。このカルデラは2度の大きな噴火によって形成されたと考えられている。まず、40,000年ほど前に最初の噴火が起きた (Campanian Ignimbrite eruption) 。そしておよそ12,000年前に比較的小規模な噴火を起こし、ポッツォリを中心とする一回り小さいカルデラ盆地が形成された(この2度目の噴火は、一帯に特徴的な黄色い岩石から、ネオポリタン・イエロー・タフと呼ばれている)。

1538年には8日間にわたって噴火し、モンテ・ヌオーヴォ英語版スコリア丘を形成した。「新しい山」を意味する山名である。

脚注

  1. ^ 超巨大火山に噴火の兆候、イタリア国立地球物理学研究所が発表ナショナル ジオグラフィック(2016年12月28日)2018年2月17日閲覧

外部リンク






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フレグレイ平野」の関連用語

フレグレイ平野のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フレグレイ平野のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフレグレイ平野 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS