カネボウへの合併とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:50 UTC 版)
「ハリス (菓子メーカー)」の記事における「カネボウへの合併とその後」の解説
しかし、この頃から森は病魔に侵されて指揮が執れなくなり、1964年(昭和39年)、本社に隣接するカネボウに吸収統合された。カネボウは、新分野(グレーター・カネボウ計画)として食品事業進出を計画していたため、ハリスを受け入れ、カネボウハリス株式会社を設立し事業継承した。戦後の一時期、森永製菓や明治製菓など老舗の菓子メーカーに伍して、森秋廣の積極性・創造性で急成長したハリスは、こうして消滅した。その後小田原工場は化粧品の生産に転換し、従業員は都島工場(旧・ハリス本社工場)および高槻工場(現・クラシエフーズ高槻第一工場、旧・立花製菓本社工場)に配置転換された。 カネボウハリスは、渡辺製菓などを買収し、カネボウ食品→ベルフーズ→カネボウフーズと変遷をたどり、2007年(平成19年)に現社名のクラシエフーズへ改称した。 なお、商品名のブランドとしての「ハリス」は、1972年時点でも「ロングサイズハリスガム」が発売されており、1970年代を通じて行われていた。
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