カテキューとは? わかりやすく解説

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カテキュー【catechu】

読み方:かてきゅー

タンニン含有する植物の樹皮から抽出したエキス赤褐色ないし黒色物質防腐性があり、染色などに用いる。カッチ


ガンビールノキ

(カテキュー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 17:45 UTC 版)

ガンビールノキ
ガンビールノキ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アカネ目 Rubiales
: アカネ科 Rubiaceae
: カギカズラ属 Uncaria
: ガンビールノキ U. gambir
学名
Uncaria gambir
(W.Hunter) Roxb., 1824
和名
ガンビールノキ

ガンビールノキ学名Uncaria gambir)は、アカネ科カギカズラ属の植物。この植物の葉及び若枝の乾燥水製エキスは、阿仙薬(あせんやく)という生薬の1種として用いられる(日本薬局方による)。別名はガンビールガンビール阿仙薬。阿仙薬は褐色でタンニン類を多く含み、整腸薬、収斂性止瀉薬、口腔清涼剤として用いる。身近な例では、正露丸仁丹などに配合されている。

また、別種であるマメ科セネガリア属(旧アカシア属)のペグノキ Senegalia catechu を阿仙薬とすることがあるが、こちらはペグ阿仙薬ともいう。ペグ阿仙薬は、現在、輸入されていない。なおペグノキはカテキューミモザなどの別名も持つが、ミモザはマメ科でアカシア属など数種の通称であり、必ずしもペグノキのことを指すとは限らない。

歴史

忽思慧中国語版が編纂した『飲膳正要』(1330年)に「孩兒茶」の原名で収載されており、日本では江戸時代松岡玄達の『用薬須知』(1726年)には「百薬煎、和名 阿仙薬和製を用う。泉州にてこれを製す....」とあり、阿仙薬和名である。[1]

成分

20~40%のカテキンエピカテキンを含有するほか、フラボンアルカロイド樹脂粘液などを含有する 。[1]

脚注

  1. ^ a b 難波恒雄; 富山医科薬科大学和漢薬研究所 (2007-11-30). 和漢薬の辞典. 朝倉書店. p. 3. ISBN 978-4-254-34008-2 

「カテキュー」の例文・使い方・用例・文例

  • カテキューという染料
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