オープン・ラバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:23 UTC 版)
「フリーフライト (模型航空)」の記事における「オープン・ラバー」の解説
「オープン・ラバー」(無制限級ゴム動力機)は、仕様制限の全く無い(オープンの)ゴム動力の滞空競技用模型飛行機である。 広義には、僅かな仕様の制限あるいは指定があっても、その影響が小さい場合は、「オープン系」として含める場合もある。日本の1960年頃までの国内級(旧R級)は、仕様制限が全重量だけであったので、「オープン系」とされている。 その対極は、別項に示すF1B級、F1G級など国際級の規格で、多項目の規定によって全重量、動力ゴム重量、翼面積などに仕様の制限を受けている。これらは「制限系」、「非オープン系」などと分類され、設計の自由度が低下して外形が画一化する欠点を持つ。 制限項目の内、最も影響するものが動力ゴムの量の制限であり、外形的にもゴム搭載部の長短で識別できる。 模型航空競技の草創期においては枠組みや方向付けが未知であるので、ゴム動力機以外の機種も含めて、すべてを受け入れる「オープン」種目で発足することが多かった。競技を行ってから、公平性、安全性、技術進歩、管理運営面など発生した様々な問題に対処するために、試行錯誤的に様々な制限が加えられる。
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