オープニング~斉藤大佐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
「戦場にかける橋」の記事における「オープニング~斉藤大佐」の解説
第2次世界大戦下において当初日本の同盟国であったタイ王国と、日本軍の占領下におかれたイギリスの植民地のビルマの国境付近に、日本軍管轄の捕虜収容所があった。「第十六捕虜収容所」と呼ばれるその場所では、日本軍と対峙する連合国軍の1国であるアメリカ海軍の中佐であるシアーズを始め、捕虜となったアメリカ軍兵士が連日過酷な労役に従事していた。日本軍兵士に買収を試みるなど幾度となく脱出を図ったシアーズだが、ある日ニコルソン大佐が率いるイギリス軍捕虜一隊が収容所に移送されてきた。 隊が整列すると収容所の中から、所長である斉藤大佐が現れた。斉藤によると、「収容所付近にある泰緬鉄道をバンコクとラングーン間を結ぶものとするための、クウェー川に架かる橋を建設するためにイギリス軍捕虜を召集した」とのことである。また、有刺鉄線や監視塔が無いとはいえ「孤島のジャングルから脱走することは不可能だ」と忠告した。さらに「将校も兵士同様の労役を義務付けられている」と説明した斉藤に、大佐であるニコルソンは「ジュネーブ協定に反する」と申し立てたが、受け入れられなかった。
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